買取の見積もりをもらうと何がわかる?仲介より先に買取の見積もりをもらうべき理由

住宅売却

住宅の売却をする際に、まず仲介の不動産業者に査定を依頼することが一般的です。

しかし、もしあなたが、ご自宅の売却価格の値付けに自信がないようでしたら、仲介より先に買取査定の見積もりをもらうことをおすすめします

この記事では、買取の見積もりをもらうとわかることと、仲介より先に買取の見積もりをもらうべき理由について解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

この記事はこんな人におすすめ
  • 住宅の売却をしたいが、何をすればよいかわからない
  • 住宅売却時の値付けに不安

媒介(仲介)と買取の違いとは

まず、媒介と買取の違いについて確認しておきましょう。

住宅の売却方法には、以下の3つの方法があります。

  • 媒介・・・不動産業者に間に入ってもらって、売主と買主が直接契約する方法
  • 買取り・・・不動産業者に買い取ってもらう方法
  • 個人売買・・・不動産業者を通さず、自分で売る方法

媒介の場合は、売れるまで時間がかかり、媒介手数料が必要となりますが、自由に価格を設定できるメリットがあります。

買取りの場合は、業者に買い取ってもらうため、早く・確実に売ることができますが、媒介より3割程度安くなります。

個人売買の場合は、媒介手数料が発生しませんが、専門知識が必要となります。

以上のメリット・デメリットから、

買取がおすすめな人・・・早く売りたい、秘密で売りたい

媒介がおすすめな人・・・上記以外全員

本サイトでは、媒介契約を行う不動産業者を、仲介の不動産業者と呼びます。厳密に言うと違いますが、「媒介=仲介」と考えていただいて問題ありません。

買取の見積もりをもらおう

買取の査定は各社行っていますが、実際に家に来られるのは何かと大変ですので、インターネット上で完結する方が手間が省けます。

中古マンションのスピード査定サービス【KAITRY】

上記のサイトの場合は、基本情報を入力すると、査定金額が表示されます。

もちろん、実際に来てもらわないと最終的な査定金額は出ませんが、おおよその金額を把握することは可能です。

しかも、AI査定ということで、スピーディーに結果がわかります。

本気で買取にお願いしようとしている訳ではないのに、査定の手間をかける申し訳なさも、相手がAIの場合は気にならないですね。

買取の見積もりからわかること

確実に売ることができる金額

買取の見積もりからわかることは、2100万の査定の場合、2100万で必ず売ることができる、ということです。

当たり前のように思われるかもしれませんが、仲介の見積もりの場合は、査定金額は目安でしかありません。

仲介での目標価格

買取の相場は仲介の7割

買取の相場は、仲介の7割程度になると言われています。

査定金額が2100万の場合、仲介で売りに出すと2100÷0.7=3000万円程度になると想像できます。

買取は安いがぼったくりではない

仲介の7割程度の価格でしか買い取らないと聞くと、ぼったくりのように思われるかもしれませんが、そうではありません。

安い理由は、

  1. 不動産業者の利益
  2. 不動産業者のリスク
  3. 不動産業者の手数料

が乗せられているからです。

1.不動産業者の利益は、あなたの想像通り不動産業者の儲けです。

2.不動産業者のリスクとしては、買い取った住宅が売れるかわからないリスクだけでなく、売れたとしてもその住宅に不具合があった場合の責任も負うことリスクも含まれます。

3.不動産業者の手数料としては、買取時や売却時の登記費用や印紙代、もちろん人件費も必要となってきます。

買取契約の価格が、仲介の7割程度になることについて、買取の不動産業者が過度に儲けている訳ではありませんが、仲介で高く売却できるに越したことはありません。

仲介の一括査定で良いのでは?

インターネット上では仲介契約の一括査定が行えるサイトが多数存在します。

買取の見積もりから実際の売却想定価格を導き出すより、最初から仲介の一括査定で相場を把握した方が良いのではと思われるかもしれません。

しかし、次の理由から、仲介の一括査定おすすめしません。

利用する場合も、3社程度にとどめておく方がよいでしょう。

  • 査定金額勝負となり、相場がわからなくなる
  • 営業がしつこい
  • 結局、一括サイト内で業者を選ぶ必要がある

仲介より先に買取の見積もりをもらうべき理由

資金計画を立てやすい

売却した資金を次の住宅購入資金に充てる場合や、相続で現金が必要となる場合など、最低でも売却できる価格を把握しておくことは非常に重要です。

買取の見積もりは、資金計画を早い段階で立てることができる有意義な手段です。

仲介業者の言いなりにならずに済む

仲介の見積もりは、本来の「見積もり」ではなく、不動産業者がなんの責任を負わない「参考価格」です。

売主の顔色を伺いながら、売主の希望に沿うように査定する業者もいます。

また、仲介の見積もりをもらう前に、こちらが売却する住宅の価格を把握していないと、不動産業者の言いなりになり、不当に安い金額で売却してしまう可能性もあります。

なお、仲介の契約後に、住宅の相場を把握したとしても、不動産業者はこの売主が下げられるであろう金額の目途をもって販売活動をしますので、なかなか売れないという事態も発生します。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。

仲介より先に、買取の見積もりをもらうべき理由をご理解いただけましたでしょうか。

それでは、まず買取の見積もりをもらいましょう。

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この記事がみなさんの住宅売却の参考になれば幸いです。

本日もありがとうございました!

住宅売却の流れを確認したいかたは以下の記事をご覧ください。

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