住宅購入は難しい!
人は人生の中で様々な買い物をします。
その中で住宅購入は最も難しい買い物だと筆者は考えます。
もちろん、金額が大きいということもありますが、それ以外に住宅というものの特殊性があるからです。
この記事では、住宅購入が難しい理由について、他の買い物と比較して解説します。
住宅購入が難しい理由①:車と違って、住宅は唯一無二
住宅は大量生産品ではない
高価な買い物と聞くと、住宅の次には車が上がってくるのではないでしょうか。
確かに、車は何百万、物によっては何千万もする場合があり、高価な買い物です。
しかし、住宅と根本的に違うのは、車は大量に同じものがあります。
住宅は価格が明確でない
車は、ホームページを見れば、価格が一目でわかります。
さらに、車の価格は市場の需要と供給により、自然と適正な価格になっていくのに対し、住宅の価格設定は、一戸一戸別の価格となっており、きちんと比較しないとその価格が適切か判断がつきません。
特に注文住宅の場合は、契約してからも金額が変動するため、より判断が難しくなります。
住宅の価格が適正か判断するのは難しいよね…
住宅は人の評価が参考にならない
また、大量生産品の車とは違い、住宅は唯一無二のため、人の評価は参考にならない部分も多くあります。
「〇〇ホームで家を建てた後悔!」みたいな記事もありますが、それはあなたの住宅には当てはまらないことが多いでしょう。
また、人の評価を聞く機会もあまりありません。自身の購入したものを否定することは、あまりしたくないからです。
自分の家の失敗点を言いふらす人はあんまりいないよね
住宅購入が難しい理由②:飲食店と違って、人生で数回しか買わない
購入してみないとわからないのは、住宅も飲食店も一緒
大量生産品でなく、購入してみないと評価ができないのは、住宅も飲食店も同様です。
安くても、まずい飲食店には2度と行きたくないでしょう。
住宅も同様で、実際に購入してみないとわからない部分が多くあります。
また、建築基準法は最低限の基準を定めているにすぎません。建築基準法を守れば、良い住宅になるかというと決してそんなことはありません。
食べてみないとその価格に似合った価値があるかどうかはわかりません点は、飲食店と住宅は似ている部分があります。
購入してみないとわからないのは、一か八かで怖いよね
購入頻度が少ないため、前回と比較できない
しかし、飲食店と根本的に違うのは、住宅は人生で一度、多くても数回しか買わないという点です。
マイホームは3回建てないと理想の家にはならない、と言われるように、購入頻度が少ないために、前回との比較が困難になります。
飲食店のように、他の店と食べ比べることはできません。
つまり、購入者自身に経験値が溜まらない状態のまま、購入せざるを得ない状況となるわけです。
「ここの散髪屋はイマイチだったから、次は別の散髪屋に行こう♪」
と住宅はできないもんね…
住宅購入が難しい理由③:結婚式とは違って、長期間暮らさないとわからない
自由にカスタマイズできる
注文住宅の場合などは、自由に自分の理想の住宅にカスタマイズできるため、結婚式と似ている部分があります。
結婚式は、最初のプランの相談の段階で、おおよその金額を明示されますが、その後、具体的なプランを決めていくなかで金額が変動します。
注文住宅も同様に、間取りの打ち合わせを行い、見積もりの金額に問題がなければ契約を行います。しかし、その後、打ち合わせの中で金額が変動します。
結婚式も注文住宅も、打ち合わせでどんどん金額が上がっていくよね、笑
十数年経たないとわからないことも
しかし、結婚式は、当日が終われば評価は完了できますが、住宅はそうはいきません。
何十年と暮らして、初めて評価できる部分もあります。
少なくとも、数年は住まないと、本当に支払った価格の価値があったかどうかは、判断がつかないでしょう。
外壁の仕様を低いものにしたら、10年で雨漏りがしてしまったよ、泣
ケチらなければよかった…
難しい住宅購入を乗り切るか?
これまでの点をまとめると、
住宅購入は、「唯一無二で評価が見えづらく、購入回数が少ないため経験値が低く、評価までに時間がかかる」という買い物になります。
このような難しい買い物は他にはないでしょう。
では私たちはどのように、その難しい住宅購入を進めれば良いのでしょうか。
賃貸住宅を選ぶ
住宅購入は考えるべきこと・やるべきことが非常にたくさんあります。
住宅について考える時間と気力がないのであれば、無理をせず賃貸住宅を選ぶべきです。
賃貸住宅は、簡単に引っ越すことができるのが大きなメリットです。
購入・賃貸を選ぶ時に意識していただきたい考え方については、以下の記事をご参照ください。
価格が明確な住宅を買う
賃貸は嫌だという人で、あまり考える時間が取れない忙しい人は、価格が明確になっているマンションや建売住宅を選びましょう。
金額が明確になっている住宅ですと、考えるべき項目がぐんと減ります。
値下がりのしにくい住宅の選び方については、以下の記事をご参照ください。
正しい情報を入手する
注文住宅を建てる場合は特に、施主であるあなた自身が勉強する必要があります。
とても大変ですが、楽しい面もあり、自分が考えた住宅に住むことができるのは、喜びもとても大きくなります。
勉強する際には、正しい情報を取捨選択してください。
正しい情報か見極めるためには、その人がどこで利益を得ているかを考えると、ある程度は判断がつきます。
要は頑張って勉強しないといけないってことだね!
このサイトでも様々な情報を発信しておりますので、是非他の記事もご参照ください。
ご質問はコメント欄より随時お待ちしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
本日もありがとうございました!
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