戸建てのメリットはほぼなし!マンションの最下階のメリット・デメリットとは

マンションの選び方

マンションの1階の居住性は?

戸建てからマンションに住みかえる際に、極力似た環境で住みたいという場合や、戸建てとマンションをどちらにするか悩み、戸建て感覚でマンションに住みたいという理由で、マンションの最下階である1階の部屋を選ぶ場合があります。

しかし、マンションの1階は、戸建て感覚で住むことはできません。

ただし、メリットも多くあることは事実です。

この記事ではそんなマンションの1階の部屋のメリット・デメリットについてご紹介し、合わせて下階がピロティなどの共有部の場合の居住性について解説します。

この記事はこんな人におすすめ
  • マンションの1階の部屋のメリット・デメリットを知りたい
  • 下階が共有部の場合の居住性が気になる

なお、最下階に限らず、低層階のメリットについては、以下の記事をご参照ください。

マンションの1階のメリット

マンションの1階のメリット①:エレベーターを使用しなくて良い

マンションの1階は、エレベーターを使用しません。

マンションはエントランスから自宅まで時間がかかり、エレベーターを待つ時間も毎日の積み重なりで非常に多くの時間を取られます。

エレベーターを使用する必要のない1階は、時間の節約になります

なお、駅からの自宅までの時間の測り方については以下の記事をご参照ください。

マンションの1階のメリット②:避難しやすい

マンションの1階は避難が容易です。

他の階と同様に玄関扉から避難することもできますし、バルコニー側からの避難もしやすくなります。また、階段を利用する必要もありませんので、避難方向が限定されることも少ないため、非常時には1階はとても有利となります。

マンションの1階のメリット③:下階への音を気にしなくてよい

マンションの1階は、下階がありませんので、音を気にしなくてもあまり問題になりません。

しかし、音は横や上の部屋にも聞こえるため、全く気にしなくて良い訳ではありません。

なお、防音性の高いマンションの確認の方法については、以下の記事をご参照ください。

マンションの1階のメリット④:専用庭がある場合も

マンションの1階の部屋で、専用庭が設けられている場合があります。

都心部ですと、戸建てであっても庭がほとんどない場合も多くある中、専用庭があるのは非常に嬉しい人も多いでしょう。

お花を育てたり、ビニールプールを出して水遊びをしたり、素振りをしたり、使い方は様々です。

庭が欲しいという人であれば、検討に入れておきましょう。

マンションの1階のデメリット

マンションの1階のデメリット①:水害のリスク

マンションの1階のデメリットとしては、水害のリスクがあるという点です。

戸建てと違って、2階以上に避難することもできませんので、必ずハザードマップで水害のリスクを調べてから、購入・賃貸しましょう

マンションの1階のデメリット②:専用庭があっても、できることは限られる

専用庭があっても、戸建て住宅のように使えるとは限りません。

すぐ上には、上階のバルコニーがあるため、音が響きやすいことはできませんし、臭いや煙のでるバーベキューもできません。

完全な戸建て感覚とはいかないことを念頭に置いておきましょう。

マンションの1階のデメリット③:防犯面で不利

マンションの1階は防犯面で最も不利となります。

必ず、防犯対策をしっかりと行いましょう。

マンションの1階のデメリット④:断熱性が不利

マンションの1階は、床下が土の場合と、ピットとなっている場合の両方がありますが、いずれにしても断熱性は他の階より劣ります。

マンションは戸建て住宅より断熱性が高いというイメージがありますが、1階は条件が不利だということは意識しておいてください。

マンションの1階のデメリット⑤:プライバシーが守りづらい

マンションは多くの人が暮らすため、人通りも多くなります。そのため、住戸によっては人の視線を多く受ける場合もあります。

特に、エントランス付近の住戸を選ぶ際は注意しましょう。

マンションの1階のデメリット⑥:エレベーターの張り紙に気づかない

マンションの1階の住民はエレベーターに乗りませんので、エレベーター内の張り紙に気づきません。

掲示板などを定期的に確認するようにしておきましょう。

下階がピロティーなどの共有部の場合

マンションの2階以上の部屋であっても、下の階に住戸がない場合もあります。

その場合の居住性について見ていきましょう。

なお、ここでご紹介する項目以外は、以下の低層階もメリットの記事も併せてご参照ください。

メリット

下階への音を気にしなくてよい

下階が住戸でない場合は、下階への音を気にしなくて良いのがメリットです。

もちろん、1階と同様に、横や上の部屋へも音は響きますので、全く気にしなくて良い訳ではありません。

デメリット

断熱性が不利

下階がピロティーなどの外部の場合、断熱面で不利となります。

しかし、下階が管理人室や集会室などの居室の場合は、断熱面では他の階とほぼ同等となり、断熱面で問題はありません。

騒音が大きい場合も

下階の用途によっては、騒音が大きい場合があります。

ピロティーですと子供が遊ぶ声や音が響く場合もありますし、機械式のゴミ置き場ですと機械音や臭いがする場合もあります。

下階の用途が何であるかは必ず確認しておきましょう。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回は、マンションの最下階のメリット・デメリットをご紹介してきました。

繰り返しになりますが、これ以外の高層階・低層階のメリットにつきましては、以下の記事をご参照ください。

「この他にも最下階でこんなメリット・デメリットがあるよ!」という方はお気軽にコメント欄よりお教えください。また、質問も随時お待ちしております。

この記事が少しでも皆さんのマンション選びの参考になれば幸いです。

本日もありがとうございました!

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