本気で調査したい人必見!住宅内覧時にあると便利な持ち物12選

住宅購入

住宅内覧時の持ち物とは

建売や中古の住宅を購入をする際や、賃貸の契約をする際は、まず物件の内覧を行います

限られた時間で効率よく内覧するためには、何を持っていくかが重要です

そこで、本記事では住宅内覧時の持ち物について解説します

なお、住宅の内覧には、大きく分けて

  1. 住宅を購入するか(賃貸するか)判断するための内覧
  2. 完成前の住宅を購入後、完成した際に不具合がないか確認するための内覧

の2つのパターンがあります

今回は、前者の「1. 住宅を購入するか(賃貸するか)判断するための内覧」の場合について解説します

この記事はこんな人におすすめ
  • 住宅の内覧時の持ち物を知りたい
  • プロが内覧時に何を使っているかを知りたい

絶対に持っていきたい持ち物3選

まず、内覧時に絶対に持っていきたい持ち物について解説します

①バインダー + 方眼用紙



内覧時に気なった点や、記録しておきたい点があった時のために、メモを取れる準備をしておきましょう

手帳やスマホにメモをしても構いませんが、当日不動産業者からもらう間取り図などにも書き込みがしやすいように、バインダーを持っていくのをおすすめします

また、間取りを書く時や、簡単なスケッチを書く時に方眼用紙があると便利です

どちらも100均の商品で問題ありませんが、以下の目安を参考にしてください

  • A3かA4かは、どちらでもOK
  • バインダーは、手元資料の書き込みが見られないように、カバー付きがおすすめ
  • 方眼用紙の目盛りは5mm程度
  • 方眼用紙は、コピーした時に方眼が写らないものだと便利

②カメラ(スマホ可)

カメラも内覧時に必要な持ち物です。スマホでも問題ありません

あとで確認するためにも、気になった部分は写真を撮っておきましょう

ただし、居住者がいる場合は、必ず写真を撮って良いか聞いてから撮影してください

なお、筆者の場合はプライベートでも使用している360°カメラを使用しています

写真をたくさん撮ったつもりでも、意外と写せていない部分が多くあります。そこで、360°カメラで撮影すると、撮り忘れがなくとても便利です


③コンベックス


いわゆるメジャーです。スケールと呼ばれることもあります

今使っている家具が置けるか、シンクの高さはいくらか等、気になる部分の寸法を測るときに使います

コンベックスを使い慣れていない場合は、住宅に傷をつけないように注意しましょう

住宅の内覧の場合は、以下の項目を目安としてください。ただし、100均のものでも問題ありません

  • 長さは5mか5.5mがおすすめ
  • 幅は22mm、25mm程度だと、よれにくいので、天井高さも測りやすい
  • ストッパーあり
  • 裏表目盛りあり
  • JIS1級規格品だと安心

ある望ましい持ち物2選

次に、内覧時にあると望ましい持ち物について解説します

④懐中電灯


空き家の内覧の場合は、部屋の照明がついていない場合もあります。そんな時には、懐中電灯があると便利です

また、点検口や床下を見るときにも、明るめの懐中電灯が必要となります。スマホのライトでは暗すぎます

不動産業者が持ってきてくれる場合もありますが、ご自身でも準備しておきましょう

100均のものでも問題ありませんが、明るいものを選びましょう

⑤ドライバー


ドライバーは、ねじ止めされている所をあける時以外にも、てこの原理で蓋などを持ち上げる時など、意外と使います。かばんの中に一本持っておくと良いでしょう

なお、これも100均のもので問題ありません

本気で調査するときに必要な持ち物7選

おそらく⑤までは、すでにお持ちのかたも多いかと思います

ここからはもっと本気で調査するときに必要な持ち物について解説します

これ以降はプロレベルとなりますので、無理に購入する必要はありません

⑥小さい脚立


天井点検口や収納の上部の棚の内部など、ちょっとした脚立があると便利な場合があります

特に背の低いかたは、あると良いでしょう

あまり大きいものは邪魔になりますので、上記リンクのような、持ち運びがしやすい軽いものがおすすめです

⑦手鏡


目で直接見ることができない部分を見るために、手鏡を使うことがあります

小さいものですので、ポケットに入れておくと便利です

鏡が当たって住宅に傷をつけないように、角が丸いものがおすすめです

お持ちでない場合は、スマホやカメラで撮影して画像を確認するという方法で代替は可能です

⑧レーザー距離計


長さを測るとき、コンベックスは使い慣れていないと使いにくいですが、レーザー距離計なら簡単に測ることができ、とても便利です

また、コンベックスより長い距離を測ることも可能です

水平器がついていると、⑨の水平器は不要となります

⑨水平器


水平器は、床や柱など、様々な箇所の傾きを計測する機械です

水平器内の気泡の位置によって、傾きを計測することができます(デジタルのものもあります)

古い住宅などで、傾きがどの程度か気になる場合はあると便利です

⑩レーザー墨出し器


レーザー墨出し器は、垂直・水平などのレーザーのラインを照射する機械です

⑨水平器は、その機器が接している部分の勾配を測ることができますが、床全体が傾いている等の全体の把握はできません

そこで、このレーザー墨出し器を基準に、建物の傾きを把握することができます

ただし、非常に高価となります

選ぶ際は以下の項目を参考にしてください

  • たてよこ照射(たて・よこにレーザーを照射するもの)
  • 水平180度照射でOK(360度照射は便利だが、価格が高い)
  • 天井直角照射は不要
  • グリーンレーザー(屋外では赤色は見にくい)
  • ジンバル式(センサー式とジンバル式があり、揺れる場所ではセンサー式が良いが高額)
  • 三脚対応(カメラの三脚に対応できると良い)

⑪打診棒


タイルやモルタルの外壁の浮きを確認するものです

外壁の表面を打診棒の先で転がし、音が軽い部分が浮いている部分です

音で判断するため、慣れるまでは判断が難しいかと思います

なお、打診棒は「土牛産業」という会社が有名です。ほとんどの方がこの会社の製品を使われています

長さは、住宅であればレギュラー(720mm)で問題ないでしょう

⑫クラックスケール


クラックスケールは、コンクリートなどのクラック(ひび割れ)の幅を確認するものです

クラックの幅によって、補修方法が変わってきます

⑪打診棒とともに、躯体の状況を把握するのに重要な道具となります

結局何を持っていけば良い?

ここまで、内覧時の持ち物について解説してきましたが、「え、全部持っていくの?」と思われたかたもいらっしゃるかと思います

もちろん、あれば良いのですが、持ち物も多くなりすぎます

何を持っていけば良いかは、内覧する住宅によって異なるため、一概には言えませんが、以下の目安を参考にしてみてください

居住中の物件空き家の物件内装リフォーム予定躯体の状態を確認
①バインダー + 方眼用紙
②カメラ
③コンベックス
④懐中電灯
⑤ドライバー
⑥小さい脚立
⑦手鏡
⑧レーザー距離計
⑨水平器 △ (※)
⑩レーザー墨出し器 △ (※)
⑪打診棒
⑫クラックスケール
(〇:ぜひ持っていきたい、△:できれば持っていきたい)

本来、居住中か空き家かで調査の項目が変わるのはおかしいとのご意見もあるかと思いますが、居住者の前で調査しにくいという点を考慮しています

(※) 木造の場合、躯体が傾いている可能性があるため、⑨・⑩のどちらかは持っていきましょう

最後に

最後までご覧いただき、ありがとうございました

住宅の内覧は、短い時間で確認することが多いため、事前準備が重要となります

ぜひこの記事を参考にしていただき、内覧の準備を進めて頂ければ幸いです

また他にも「このようなものがあったら便利でした」といったご意見もコメント欄よりお待ちしております

本日もありがとうございました!

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